「メル」とアイドルと私♡

もうすぐバレンタインデー

お菓子づくりといえば
思い出されるのは、
1979年に創刊された
「料理フレンド メル」(学研)
という世にもきゃわゆいガーリー雑誌のこと



昭和の時代は
女子のたしなみとして
いそいそと手芸やお菓子作りに励むのが当たり前だったこともあり、
昭和期女子力高い系ガーリーマガジン不動のツートップとして

「手芸のピチ、料理のメル」

が崇め奉られていたのであった

「メル」には
季節ごとのお料理のレシピや
気になるカロリー情報、
いとうみさほ先生(フラワーコーディネーター)のなんでも相談室、
はるな澄子先生(美容研究家)の美容相談室
読者投稿ページ「オレンジルーム」
などなど、
お料理以外にも楽しくってためになる情報がい〜っぱい


初期の「メル」のゴイスーなところは
徹底したメルヒェン&ファンシーワールドの求道
そして、80'Sアイドルとの強力なタイアップにあるといえよう
(後期はアイドル色が消え、通常のティーン誌風になっていく)



「メル」1982年3月号
表紙は「たのきん」第3の男、
野村「三等高校生」義男

このように
スイーツ(またはお料理)とアイドルが、
見事に融合したポップな表紙が特徴



巻頭グラビア
「ヨッちゃんのチョコであそぼう


ページいっぱいに、ヨッちゃんがぎっしり
お菓子作りのプロセスをレクチャーしつつも、
お茶目なヨッちゃんの表情が垣間見れる、幸せな企画



「ヨッちゃんチョコ」



鋭い方ならすでにお気づきかと思うが
「メル」といえば学研
学研といえばファンシー雑貨で一時代を築いた
あの「ビクトリア・ファンシー」
ということで、
雑誌の全編にわたって
ビクトリア・ファンシー製のきゃわゆいグッズが
ありとあらゆるページにサブリミナル的に登場し、
学研の無敵ファンシーぶり
を、これでもかと思い知らされるのであった


「おもしろチョコレート集合!」

定期券型の「私の定期券」とか
ばんそうこう型の「クワイヤーエイドカン」とか
懐かしすぎて脈拍が乱れる


明治のレコード型の「マイレコード」とかも
手をベタベタにしながら食っとったわ

不二家の「クレヨンチョコ」も昭和ガーリーよね


こういう可愛いチョコレートがいっぱいあったんだよね



優れた昭和ガーリー雑誌に
正統派少女漫画アリ

高見典子先生
学園クッキングコメディ
「は〜いハッピーで〜す
「やったぜ! バレンタインの巻」




作中にスイーツのレシピが登場するのがお約束


チョコレートだけではありません
名匠・森山サティ子(サチ子)先生による
素敵クッキーレシピまで惜しげもなくインクルード


彼のハートをキャッチする
「ラブラブクッキー」
ちょっと高度とも思われるアイシング技術も、
お菓子作りに長けるメルっ子のレベルの高さを買われてのこと



「サイン帳」のアイディアを特集した企画では
言わすもがなだが
ビクトリア・ファンシーのサイン帳を大フィーチャー

そして本誌イラストがなにげに
ちきちゃま(おおやちき先生)っていう豪華さに
大人になった今さら、たまげる


まるで
何気なく毎日観ていた「おはようスタジオ」(テレビ東京)に
デビュー間もないチェッカーズが出ていて後からびっくりみたいな……
(たとえが分かりにくいわww)



こちらも名物コーナー
あの田村セツコ先生の
「レディメルとあなたのひとりごと」

いわゆるぽえ夢コーナーだが
(今回のコーナーはたまたま免れているものの、)
いつもは読者投稿のぽえ夢に本人の顔写真をセットで載せるという
恥ずかしさの上塗りでしかない生き地獄赤面コーナーである

たとえば、こんなぽえ夢が載っている

「心にベーキングパウダーを入れたら…
広い心になりますか?」
(岐阜 eye)


「なるかーいwww」

とツッコむのは野暮というもの

ぽえ夢の表現にも、
そこはかとなくお料理的好きなエッセンスを取り入れる……
これは意外に使えるテク
料理上手=ぽえ夢上手って
よくいうじゃありませんか(言わねーよ)



「メル」の特徴のひとつである
80'Sアイドルとの見事なコラボレーション
夜食のレシピページで、
聖子ちゃんやトシちゃんが夜食についてエピソードを語っている
このほかにも
アイドルタレントの食に関するコラムが読めたりして、
じつに興味深いのである


全然関係ないけど
昔、ジャニーズの合宿所で
トシちゃんの104(トシ)と書かれたいちご牛乳
諸星和己氏(か〜くん)が間違えて飲んじゃって、
怒り狂ったトシちゃんに正座させられたっていうエピソード
何回聴いても笑えるよなw


閑話休題


さらに
ロマンチックなお花のケーキ特集まであるの


表紙にもなっていた
「マーガレットケーキ」


恋占いで散らした花びらをケーキに閉じ込めた
「花びらケーキ」
左は「すみれのココアケーキ」

ねえ、
当時ほんとにみんな小中学生でこのレベルのケーキ、ガチで焼いてたの??
あたしら、
辻調理師専門学校
でもル・コルドンブルーでもないんだからさ〜



時代を感じますね
「原宿のクレープ屋さん」特集
原宿駅近辺に
「ウエストエンド」「三銃士」
「カフェ・クレープ」「マリオンクレープ」
などのクレープ屋さんがあり、
そのほかにも屋台のクレープ屋さんがあったんだって


1976年の創業以来、
いまだに原宿クレープ界のドンとして君臨しつづける「マリオンクレープ」、
あらためてすげーよな〜


こちらも忘れてはならない企画
「おかしの童話館」


お話担当はわれらがマドモアセルいくこ先生
イラストは山田ティズコ(千鶴子)先生
という、当研究所でも何度かご紹介している
昭和ガーリーカルチャー界の
キーパーソン中のキーパーソンによる強力なタッグ
なんと豪華な読み物でしょう
書籍化せよ


ほかのページも
緻密な手描きのレシピページが多く、
感動もんなのである

「パイがいっパイ」


読者への深い愛と優しさを感じるという意味では
かの「My Birthday」(実業之日本社)に通じるものがあるなあ〜



読者プレゼントは
モチのロンで
ビクトリア・ファンシーグッズを
500名に大放出
だよ
おばさん、今からでも応募したいのだが……


学習研究社(学研)という名門企業の元に
当時の昭和ガーリー界の新進気鋭の一流クリエイターたちが集結し、
それだけではなく
そこに80'Sアイドルたちの持つPOPかつ甘やかなエッセンス、
かのビクトリアファンシー王朝に築かれた
名ファンシーグッズまでもが華やかに雑誌を彩ることで
唯一無二のクッキング系カルチャー少女雑誌となった「メル」


少女の「クッキング」とはかくも愛らしくファンシーで
かくもメルヘンちっくなものであったと
ページを繰るたびに再認識し、
なんともいえない幸福感に酔いしれる

これだから
少女雑誌めぐりはやめられないのよね〜


マドモアゼルゆかしな

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